強風に出かけるのを逡巡していた時に、オペアンプの評価をしていました。
その前に、前回のAD711JNの評価の修正を。
確かに適度な厚みもあっていい音なのですが、キレや鋭さがないです。 ロック聴いても気持ちよくありません。 という訳で、「OP275GP以上」という評価は取り下げます。
で、お次はTIのNE5534N。
うーん。 NE5532ANに音色が近いし、若干上回っているのは確か。 でもそれだけ。 はい、次!
VA100EVのフォノアンプ部から取り外した(!)、Signetics NE5534N。 基本的に同一傾向だけど、TI版よりはいい。
けど色々なオペアンプを聴いてきて、もはやNE5532ANから一段階アップしたくらいじゃ物足りない。 違う景色を見せてくれなければ、魅力がないです。
真打ち登場。 AD797ANです。 オペアンプの交換を考えた時から、一番期待していたオペアンプでした。
交換してスイッチオンすると、小さなポップノイズが出ます。 AD797は、高性能だけど扱いが難しい”恐い”オペアンプと聞いていましたが、大丈夫かな...
iTunesを鳴らしながらPCで歌詞ファイルをゲットしていると、「Gimme Shelter」が掛かりました。 その瞬間、「!!!」 鳥肌立ちました。 これだよ、これ! こうでなくちゃ。
AD797ANは、変換基板に直付け決定。
最後は、一説には「OPA627BPに匹敵する」という、AD843KN。 悪くない。 好バランスだし聴き易い。 でもAD797のスリリングな音を聴いたあとだと、やっぱり物足りない。 次点だね。
という訳で、今回のシングル・オペアンプの暫定チャンピオンは、AD797ANとなりました。
なぜ暫定かというと、週明けにはOP27が到着予定だからです。 それから、例のオペアンプも?
果たしてデュアル・オペアンプのチャンピオン、OP275GPとシュートアウトするのはどれか?
乞うご期待。