祝 日本 WBC初代王者に!

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技術・献身・プライド―日本野球の総合力証明 : WBC : YOMIURI ONLINE

日本が真価を見せたのは、1点差に迫られた直後の九回表の攻撃だった。
 
一死一塁から、西岡が投手と一塁手の間に絶妙なプッシュバント。続くイチローが一、二塁間をゴロで抜いた。二塁走者の川崎は本塁へ。しかし、捕手が本塁をブロックしていてベースが見えない。捕手の右側に滑り込んだ川崎は、左手でベースに触れようとしたが、「それでは間に合わない」と瞬時に判断。右手をベースに向けて無理矢理突っ込んだ。セーフだった。
 
一つ間違えば川崎の右腕は折れていた。「危険だということは分かっていたが、夢中だった」。川崎は、捨て身のプレーをこう振り返った。イチローの安打の前後に、見事なバントと決死の走塁があった。強国キューバを突き放した1点には、日本野球の粋が詰まっていた。

今日の川崎クンは2つのエラーとバント失敗があったけど、ファインプレーもしたし、この走塁は見事でした。

asahi.com:王監督とイチロー、頂点導いた2人

イチローは自分なりのスタイルでチームを引っ張った。「向こう30年、日本には手を出せないと思うぐらい完全に勝ちたい」。大会前の言葉が、日本をライバル視する韓国で刺激的に受け取られた。それでも、その相手に連敗すると、「最も屈辱的な日」と言った。
 
結果的に韓国との競争関係を鮮明に浮かび上がり、チームの緊張感は高まった。初めて経験する日本代表の誇りと所属球団で長く離れている優勝への渇望は、ふだん以上に彼を雄弁に、情熱的にしていた。

テストマッチというのは戦争である、というのはサッカーファンなら知ってることですが、イチローが示した「戦う姿勢」は当然なんだよね。

国別対抗野球:「野球人生最高の日」…イチローが世界一:MSN毎日インタラクティブ

00年10月13日、神戸のファン一人一人と握手を交わして日本球界に別れを告げた。米大リーグでは全米と日本の期待を一身に背負う重圧と闘いながら、シーズン最多の262安打という金字塔を打ち立てた。しかし、イチローも人間。異国の地で、高みに到達した者にしか分からない孤独と向き合うことになった。
 
それがWBCでは、個人記録は度外視し、優勝を目指して仲間と一緒に悔しがり、笑うことができた。イチローが少年に戻れる場。それがWBCだったのかもしれない。

ここ数年、マリナーズでは、チームとしての一体感を感じながら戦えていなかったので、余計がんばったんだろうねぇ。

スポーツナビ | WBC | トピックス  “日本のシンボル”イチローにSo long!

22日、イチローと大塚だけがアメリカに残り、ほかの選手は日本へと旅立つ。
 イチローは寂しげな笑みを浮かべた。
「日本のプロ野球の結果が、気になるかもしれないね。これだけ仲間ができると」

これで日本に対する里心がついたりして・・・ というのはないな。

今回のWBCは、日本の野球熱を盛り上げる効果はありましたね。
誤審、屈辱の韓国戦連敗、奇跡の決勝トーナメント進出、とドラマの連続で、一次リーグでは薄かった関心がどんどん上がってきましたし。

今のプロ野球に欠けているのは、「意地とプライドのぶつかり合い」なんだなと思いました。 高校野球の「ひたむきさ」とはまた違うんですが、昔のプロ野球にはそれがあったんですよね。
もうすぐ公式戦開幕ですが、WBCと同じような「野球の喜び」を味あわせてほしいものです。