ITmedia D LifeStyle:「クルマのWeb 2.0」――ホンダ インターナビ・プレミアムクラブ
――インターナビ・プレミアムクラブで提供している各種ナビゲーションサービスは、まさにITS(高度道路交通システム)そのものだと思います。政府も国土交通省らが主導してITSの開発・普及を進めていますが、まだこれほどきめ細やかなサービスを提供できていません。なぜ、いち企業であるホンダがここまでのサービスを提供できるのでしょう。
今井氏: ITSにおいては「数の性能」という言葉があります。何万台の対象車、何万キロメートルの走行データがないと正しい情報が提供できないという意味で使われますが、国のITS事業はすこし数の性能を厳格にとらえすぎているように思います。
インターナビ・プレミアムクラブで提供している各種ナビゲーションサービスについて、「ホンダ車だけで情報を集めたサービスじゃないか」と言われることはあります。ですが、私はまずは始めることが大切だと考えたのです。サービスを開始すれば自然とデータは集まっていきますし、集まれば集まるほど精度は向上していきます。
インターナビ・プレミアムクラブが「クルマのWeb 2.0」かどうかは知りませんが、サービスを思いついたらすぐカタチにしてまずはリリースしてみる、というのは相通ずる部分があるかもしれませんね。