コラボレーションとPDF

  • 投稿日:
  • by

「必ず残る人のプロセスをPDFで効率化」、アドビのリーVP - @IT

製造でも高度にIT化を進めた結果、人の問題が残った。製造業の企業はカンバン方式やサプライチェーンの整備、自動化などで、最もコストがかかる人をできるだけ効率的に動かすことに長く注力してきた。国外への製造のアウトソーシングも積極的に進めた。「製造業のこれまでのIT投資のほとんどは、人に関係がないところだ」(同氏)。その結果、「製造業では設計とマーケティング、アフターケアしか違いが出なくなった」。
 
しかし、この設計とマーケティング、アフターケアこそが「人のコラボレーションが重要になる業務だ」とリー氏は見る。「製造業界は過去5年間に500億ドルを投資し、製造と設計のコストを大幅に削減した。しかし、コラボレーションの50%は依然としてITシステム外で行われ、業務プロセス処理とセキュリティ管理の60%は手作業だ」という。

確かにコモディティ化した製品を作る、水平分業が進んだ業界ではそうかもしれんね。
んで、そのコラボレーションの市場を制することが出来れば、莫大な儲けにつながるわけだ。

でも、Adobeとワークフロー、コラボレーションって、あんまり連想しないんだよね。 確かにAcrobatとPDFを使えば、他人のドキュメントにコメントを入れられるとかは知ってる。 けど、大体の人はAbobe Readerしか持ってないし、PDF=カタログといった印象しかないだろう。 帳票システムの事例は面白いと思うけど。

一方では、IBMなどが自動車や家電業界などを対象に、PLMソリューションを開拓してますが、そういう”ビッグ・ビジネス”だけでなくもっと零細なレベルで使えるコラボレーションツールが必要だよね。 それも、Notesなどの旧来のグループウェアじゃなくて、Webサービスとして。 Flex 2なんかは、まさにその辺を狙っているんだろう。
そう考えると、なんでMacromediaを買収したのかも合点がいくなぁ(遅すぎ)。