トヨタのリコール台数を販売台数で割ると

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リコール王・トヨタ 欠陥車率3年連続100%超も、回収率さえ非公表 - MyNewsJapan

トヨタが開示した年別リコール台数(※下記資料1参照)と、日本自動車販売協会連合会が公表している国内販売台数を突き合わせると、2004年(1~12月)は、販売台数173万台に対して、リコールが188万台。リコール率は108.5%だ。リコールのほうが多いのは、もちろん過去に販売した車が5年、10年経ってからリコールされることもあるので、単年で見れば不思議ではない。
 
だが、2005年も、販売170万台に対してリコール188万台と110.7%。2006年(1~7月)も105万台に対してリコール109万台と103.9%。このペースを維持すると、3年連続で欠陥車率100%超という、とんでもない不良メーカーということになる。

この記事でいう「欠陥車率」という数字に、どれだけ意味があるかは大いに疑問ですが。 業界的にはJ.D. PowerのIQS(自動車初期品質調査)がスタンダードなので。
それは別にしても、確かに台数多いよね。 ウチの嫁なんかも、お知らせハガキ送ったりしなきゃいけないから大変だよ。

記事の質的にもインパクト的にも、週間東洋経済 7/29号の方がもっと強烈ですね。

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特集担当記者から-東洋経済新報社

本誌は、こうした問題意識のもとに、トヨタで起きていることの実態を探るべく、国交省のリコール届け出データなどの公表資料をコツコツと調べ、分析作業を進めてきました。そこから見えてきたのは、トヨタが抱える構造的な問題。表面的には最高業績を更新し続けているトヨタですが、裏では相当なムリを重ねている様子が浮き彫りになってきます。
 
グループ企業に勤める知人たちは、常日頃から「トヨタは世間で思われているほどすばらしい会社じゃない。世の中のトヨタに対する見方は間違っている。新聞や雑誌を見ても『何だかな』と思うようなものばかりだ」と言っていますが、今回の特集は彼らの批判にも応えうる“リアルなトヨタ論”に仕上げられたと自負しています。

マスメディアの面目躍如といったところでしょうか。

それにしても、こんなニュースサイトがあったんだね。 海外では多国籍企業の行動を監視する消費者団体とか強いんだけど、日本でもblogの波に乗っかってこういう特定の企業を監視する人が増えてくるんだろうなぁ。 マスコミなら広告出稿を通じて圧力掛けられるけど、個人ベースなら明らかな事実誤認や名誉毀損がなければ難しいよね。 弁護士通じて威嚇するとか懐柔するって手もあるけど、それも記事にされちゃう可能性もあるしな。

オープンソースもそうだけど、営利目的じゃない相手というのが、企業にとっては一番戦い辛いね。