ホンダ、米ディーゼル車規制クリア1番乗り

ロイター - ホンダ、米ディーゼル車規制クリア1番乗り

本田技術研究所で会見した福井威夫社長は「ガソリンエンジンのクリーン化で先駆けたように、ディーゼルエンジンの進化でもリーダーシップを取る」と述べた。ホンダは1973年、当時、世界で最も厳しい排ガス規制だった米国の「マスキー法」を、独自開発の「CVCCエンジン」を搭載した小型車「シビック」によって、世界で初めてクリアした実績がある。
 
ダイムラークライスラー や独フォルクスワーゲンは、すでに米国市場でディーゼル車を発売しており、新規制に対応した車両の開発も進めている。ただし、ダイムラークライスラーは、排ガスをクリーンにするための添加物を定期的に補充する必要があるほか、複雑な装置も備えなければならない。ホンダの福井社長は、新開発のディーゼル車では仕組みを簡単にしたため「ユーザーのわずらわしさがないし、軽量化もできる」とアピールした。

NOxが触媒で低減できれば、燃焼はPMを減らす方向に振れるので、PMフィルターの負担も減りますね。
この触媒が大型車にも転用できれば、インフラ整備が必要なSCR(尿素添加型NOx選択還元触媒法)はもう難しいだろうなぁ。

ディーゼル車の環境対策については、NEDOの解説ページをどうぞ。