欧州議会、環境負荷に応じた自動車税を支持 - nikkeibp.jp
EUの自動車登録税は、自動車価格の0~180%と国ごとに異なり、税率の差が税の不払いや二重払いなどの原因となっている。そこで欧州委員会は、5~10年以内に自動車登録税を廃止し、毎年自動車税を支払う方式に切り替えるよう提案した。税額はCO2排出量に応じて決まるため、CO2排出量が少ない程、支払い額も少なくなる。欧州議会は同提案を支持したが、環境負荷との関連については、より多様な側面を含めるべきとして、燃費やほかの汚染物質排出量も考慮すべきと結論した。
「CO2=燃費」と考えると、燃費の悪いクルマほど税金が高くなる訳ですね。 でも燃費が悪いクルマを持っているからといって、実際にガソリンを沢山使っているとは限りません。 だから燃料税も必要になる訳です。
一方で、重量が重いクルマほど路面へのダメージは大きくなります(さらには燃費にも悪影響がある)。 だから日本には重量税というのがあるのですが、道路整備の財源は元々ガソリン税でとってるんだから、これは二重取りでは?という議論もあります。
でも、クルマが(道路も含めた)環境へ及ぼす影響というのはいろんな評価軸があるので、一つの税だけではフェアに徴収できないというのも否定できないのかなと。
もちろん、現状がフェアかというのはまた議論が必要ですけどね。