【インタビュー@Photokina 2006】歴史と伝統を大事にしたうえでソニーらしさを
「今回、やや高めの価格設定ながらエントリークラスの製品としてスタートしました。もくろみ通り、コンパクトデジタルカメラからステップアップするユーザーと、昔からのαユーザーの両方に満足いただける製品になったと思います。この先をどうするのか、実は次の展開をどのようにするか、迷っているところはあります」。
(中 略)
「しかし伝統と歴史を重んじるユーザーの期待を裏切らないよう、とんでもなく斬新で、とてもデジタル一眼レフカメラには見えないような製品は作りません」。
相変らず率直な本田氏のインタビューなんだけど、勝本事業部長って正直な人だね。 「迷ってる」とか「悩んでる」とか、ユーザーを不安にさせるかもしれない言葉は、普通はあまり言わないもんだよ。
でも自社やαのポジショニングはきっちり分析出来ているみたいだし、言葉とは裏腹に「自分たちのストーリーを着実に推進していくだけ」という迷いのなさが伝わってくる、いいインタビューでした。