その上で、「今回白紙になったのは、このマルチプレックスジャパンの部分。デジタルラジオそのものが白紙になったわけではない。この点が上手く伝わらなかった」とし、新聞などでなされた「デジタルラジオそのものが白紙」という風潮の報道を否定した。
なお、マルチプレックスジャパンが白紙になった理由は、2011年以降のVHF帯の割り当てについて、ラジオ局以外にも利用したいという企業が登場したことや、新たな技術提案があったことから、総務省が周波数割り当てを総合的に再検討する方針に変更したことに起因する。
(中 略)
その上で、新たなロードマップを提示。これによれば、2006年10月に情報通信審議会にて帯域検討の中間報告がなされ、2007年6月には答申がまとめられ、2011年以降にデジタルラジオで使用可能となる周波数帯域や帯域幅が決定するという。そして、時期は未定ながら、答申を受けて放送免許の免許人がDRPからNHKと民間というスキームに切り替えられ、「2007年春に、現在実用化試験放送で利用しているVHF 7chを利用した本格放送が開始できる」(塩山氏)という。
なお、2011年以降については「7ch以外に4~12ch/52MHz帯を利用したいとデジタルラジオ側は希望している」という。ただし、割り当てが変更され、2011年以降7chとは別の帯域を利用することになる可能性もある。その際は「新帯域と7chを1年程度サイマル放送し、新帯域への移行を実施したい」(塩山氏)とした。
オレもてっきりデジタルラジオは座礁したもんだと思ってたよ。
でも実際に使えるのは2011年以降になりそうだなぁ。