本田雅一の「週刊モバイル通信」 ■ 第281回 ■
ワイヤレス機器間接続に立ちはだかる壁
なお、上記の件をSkypeの日本オフィスやBluetoothデバイスのベンダーに問い合わせてみたところ、オーディオポートをオープンしても自動で通信が開始されない件は、アプリケーションやスタックの問題ではなくOS側の仕様によるものだとの回答を得た。スグに対応できそうにない問題ではないだけに、Longhornと言わずBluetoothサポート部分のアップデートででも対応して欲しいものだ。おそらく使いにくい点は、Bluetoothヘッドセットだけではないだろう。
この記事前に読んだことがあったんだけど、状況はいまだに変わっていないことが判明。
XPで使うなら上海問屋のやつみたいに、非Bluetoothなワイヤレス・ヘッドセットの方が良さそう。
Windows Mobileはどうなんだろうね?
この記事も、BTを取り巻く状況をよく表していて秀逸。
もう1つは、PC用のBluetoothスタック自体がまだ発展途上にあり、USBのBluetoothアダプタやBluetooth内蔵PCなどでは、サポートされているプロファイルにバラツキがあること。ライセンス契約の関係もあって、Bluetoothスタックのバージョンアップがあっても、それをユーザーに提供するかどうかはOEMメーカー次第。筆者のThinkPpad A31PもIBMが提供するBluetoothスタック(WIDCOMMのOEM)は古いままでいまだにマウスなどが使えないまま。逆にLogicoolのMX900は、バージョンアップで新しいプロファイルに対応できている。