故障した FireBall lct の復活

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昨年の4月に、義弟のiMacの修理をしましたが、その時の故障したHDDがまだ手元にあります。

義弟によると、デジカメ写真が入っているので、なんとかデータを救出したいとのこと。
このHDD、Quantum社の Fireball lct という製品で、基板の制御LSIがイカレることで有名です。

PICT0074.jpg

健康な基板に交換すれば復活するとのことだったので、ヤフオクで同型機(ただし8.4GB)を購入して付け替えてみましたが、残念ながら駄目でした。
しばらく(ってもう1年以上になりますが)放ったらかしていたのですが、部屋を片付けなければならなくなり、捨てるに捨てられないこのHDDをどうにかしなくてはなりません。

そこで故障したHDDを、改めてよく見てみました。

PICT0071.jpg

Appleマークが入ってますね。 made in Singapore です。
ん? なんかヘン。 左のラベルには、「6.0GB」 「6.8AT LB06A02K REV 01-R」とあるのに、右の細長いラベルには「10.2AT LB10A011 REV 01-A」となっています。
6.0(6.8)GBなのか、それとも10.2GBなのか、どっちやねん?って感じですが、Appleの技術仕様によると、確かにiMac(Slot loading)には6GBモデルも存在したようです。

PICT0072.jpg

こちらは基板の交換用に入手した8.4GBの方。 IBMブランドで made in JAPANです。 「8.4AT LA08A011 REV 01-A」となっています。

ここでもう一度「Quantum Fireball故障事例」のページを見ると、モデルLAのところに8.4GBが、モデルLBのところに10.2GBがあります。 でも、6.0GB(もしくは6.8GB)というのは載ってないですね。
lct10の仕様書を見ても6.0GBモデルはないので、10.2GBモデルをベースに iMac用に特別に用意したのかもしれません。

ところで、故障したHDDが lct10シリーズだとして、基盤用に入手したのは lct08シリーズということになります。 基板を交換しても動かなかったのは、これが原因だったのかもしれません。
という訳で、改めて lct10シリーズのHDDを入手してみるつもり。 うまくサルベージ出来るといいけどね。