経済産業省と国土交通省は2015年度までに、自動車の燃費を現在より約2割改善する新基準を自動車メーカーに義務づける方針だ。来春にも新基準を導入する。京都議定書の発効などで、温暖化ガスの排出を抑える燃費規制をさらに進める必要があると判断した。新しい燃費規制は世界で最も厳しくなり、メーカーに技術開発のための一層の投資を促す。
経産省と国交省は、月内にも合同審議会を開いて規制案をまとめる。対象はガソリンや軽油を使う乗用車と一部の貨物車で、ハイブリッド車も含む。04年度実績に比べ燃費を15年度までに20―25%程度改善させる方向で検討。現行規制はガソリン車平均で1リットルあたり約15キロメートル走行できる燃費水準を求めているが、15年度は18キロメートル強に基準を強める。
メーカーの人は大変だね。