同日開いた四輪車第2工場であるマネサール工場の開所式で鈴木修会長は「インドの生産拠点に2010年までに2000億円の追加投資を計画している」と述べた。スズキは10年をめどにインドでは年100万台の生産を計画しているが、鈴木会長は「インドで生産した車両のうち15万台をインドから輸出する計画」も明らかにした。(
北米でも中国でも存在感がないスズキにとって、唯一イニシアチブを取っているのがインド市場。 長年の努力の果てに、ようやく果実が得られるところにきて、日米欧韓入り乱れての大競争が始まろうとしています。
一度に2,000億円の投資というのは、トヨタやホンダでも滅多にない投資規模です。 ここで負けたら未来はないというスズキの覚悟が伝わってきますね。
でも、インドの乗用車市場はエントリー(国民車)とプレミアムに二極化してて、スズキはエントリーの方。 ブランドは浸透していますが、イメージは決して高くはありません。
今後、国民の所得が上がって中産階級が増えてきた時に、低価格のイメージが染み付いたスズキを選んでくれるかが最大の不安材料ではないかと思います。