日本や北米で発売済みのPS3では、プレイステーション 2(PS2)ゲーム向けのCPU「EE(Emotion Engine)」とグラフィックチップ「GS(Graphics Synthesizer)」を1チップ化して搭載している。しかし、欧州版PS3では、このEE部分を省き、GSのグラフィックス機能の一部を備えた新チップを搭載する。
EEの機能はソフトウェアエミュレーションで実現する。これにより、初代プレイステーションとPS2用ゲームの互換性は日本や北米版PS3より低下する見込み。同社では3月23日の発売当日にファームウェアのアップデートを行なうほか、動作確認リストを公開して、周知徹底を図るという。
ユーザーにとっては内部構成がどうだろうと、手持ちのゲームが動くかどうかが問題ではあるんですが。
最初にITmediaの記事の見出しだけ見て、「なんで欧州版って互換性低いんだろう? 欧州のゲームは作り方が悪いのか?」とか思ったんですが、要するにソフトウェア・エミュレーションになるってことですね。
ITmedia News:欧州版PS3、対応PS2ゲームは日米版を下回る
PS3は初め11月に日本と米国で立ち上げられた。欧州で立ち上げられるモデルは少し違った設計になっている。
もともと専用チップで処理していた機能の一部をソフトウェアで引き継ぐため、PS2ソフトの98%をプレイできる日本版および米国版PS3と比べると、欧州版はプレイできるPS2ゲームがずっと少なくなる。
ただソフトエミュレーションの方が、個別のゲームへの対策はとりやすくなるんじゃないかと思うんですが、違うかな? コスト引き下げで値下げの余地も出来るだろうし。
ところでこの欧州版PS3は65nm版なんでしょうか?