NIKKEI NET：日産、世界販売420万台目標先送り・ゴーン社長初の未達
日産自動車は14日、2008年度中に世界販売台数を420万台に引き上げるとしていた中期経営計画のコミットメント（必達目標）の達成を09年度以降に先送りする方針を固めた。06年度の世界販売が予想以上の不振だったため。コミットメントの未達はカルロス・ゴーン社長が就任した00年以降初めて。短期的な必達目標を掲げて成長を追求するゴーン流経営は踊り場を迎えた。
06年度の日産の世界販売台数は日米での販売不振を背景に、前年度実績（357万台）を上回るのは困難な情勢。中計「日産バリューアップ」で掲げた「08年度420万台」を達成するには2年間で約70万台の販売増が必要で、事実上不可能と判断した。4月末の決算発表でゴーン社長が先送りを表明する見通しだ。
マスコミは”マッチ・ポンプ”だからね。 持ち上げるだけ持ち上げておいて、ちょっと下向きになると叩くという。 永遠に右肩上がりなんて誰も出来ないんだから、踊場が来ても仕方ないよ。
asahi.com：日産のゴーン社長が初めて、目標達成の時期を先送り - ビジネス
日産は０５年に最終決定した中期経営計画「日産バリューアップ」で、世界販売台数を０４年度の３３８万８０００台から４２０万台に引き上げる目標を掲げた。だが、０６年度は目指していた３７３万台を下回った模様だ。新型車を０４～０５年度に集中的に投じた反動で、０６年度は新型車が極端に少なかったことも影響しており、今後２年間で４２０万台まで巻き返すのは厳しい情勢となっていた。
日産は、「各年度で業界トップレベルの売上高営業利益率を維持」「自動車事業の投下資本利益率を平均２０％以上」との目標の達成も先送りする見通し。０６年度の国内販売目標はすでに昨年６月に８４万６０００台から８０万台に下方修正しており、ゴーン日産の代名詞だった「コミットメント経営」を疑問視する声が広まりそうだ。
社内に”コミットメント疲れ”があっても不思議じゃないね。 それと利益重視で美味しいマーケット（北米の大型車）を重点強化したのが、原油高騰など外部要因で失敗した面もあるし。
あとはそろそろデザイン本部長を代えた方がいいんじゃないかと思うけどね。 中村史郎氏はいい仕事したけど、今の日産からはあの人のテイストを外れたクルマは出てこない。 もう7年くらい続いているし、元々あまり万人受けするテイストじゃないんだよね。 もっと多様性があるデザインのクルマを出すべきじゃないかと思うけどな。