ITmedia ビジネスモバイル:SIMロックフリーの「E61」で、日本の法人市場に風穴を開けたい──ノキアに聞く法人戦略
「SIMロックフリーという点では、日本の企業で海外に長期滞在するビジネスパーソンは増えています。こういった方々は、現地(キャリア)と国内(キャリア)でそれぞれSIMカードを作るというのが現実的な運用になる。すると、それが1台で使えるSIMロックフリー端末のニーズは、実はかなりあるのです。日本企業が海外に進出していくなかでも、SIMロックフリー端末の需要は確実にあります」(大塚氏)
確かに、ある大手自動車メーカーでは、ホワイトカラーの多くが入社数年後には海外の市場や生産部門の立ち上げのために国外に出て行くと聞く。日本市場は人口減少社会による転換期を迎えており、製造業のホワイトカラーを中心に海外と日本を行き来して働く人が増える傾向にあるのは間違いないだろう。
まー、一般的かと言われるとどうかとも思うけど、年に数回、渡航する人にとっては、やっぱり現地のオペレーターのSIMが使えた方が便利だよね。
古新聞ですが、こんな記事も。
ITmedia ビジネスモバイル:功を訴えるキャリア、罪を問う構成員──SIMロックの是非をめぐる認識のずれ
またSIMロックと販売奨励金については、「W-CDMA方式では、技術的にはSIMロック解除は可能だが、それをやると現行の販売奨励金モデルは継続できない。そのため端末の価格は上昇すると思われる。また、音声やSMSといった基本機能は利用できるものの、iモードが利用できなくなってしまう。利用できる機能は減る一方で端末の価格は上がるので、端末販売数が減少し、メーカーや代理店のビジネスが縮小するため、市場に与える影響は大きいはず」という考えを示した。
(中 略)
NTTドコモの伊東氏は「SIMロックを外すメリットもある。しかし、音声のみ利用できればいいとは言っても、その端末が5万円では売れないと思う。ドコモとしてもSIMロックを外すビジネスモデルも考えてはいるが、いい代案が見つからない。今のビジネスモデルがバランスがとれていると考えている」と反論する。
ドコモとしては、キャリアに依存しないSIMロックフリー端末が主流になっちゃうと、iモードが使えない端末が増えるワケで、絶対に阻止したいところでしょうね。
でもGSM圏でもフルブラウザが当たり前になってきているし、iモードの行く末はPC-9801シリーズと同じだと思うんだけどな。