毎日新聞 - 新車販売 国内で不振 売れなくなったのはなぜ?
業界の危機感の高まりを反映し、日本自動車工業会が初めて「新車が売れない理由」をリポートにまとめた。「乗用車を新車で買って、5年以内に買い替える傾向が減少した」と指摘。保有期間の長期化と、最初から車を持たない非保有者の増加により、新車が売れにくくなったのだという。
昔は最初の車検が来た時点で買い換えるという人も結構いましたが、今はかなり少ないんじゃないでしょうか。
リポートによると、公共交通網が発達した大都市への人口集中と単身世帯の増加で、車を持つ必要性が低下。さらに年収が300万円未満の貧困層が拡大したことがある。だが何より、若い世代の興味や行動の変化が大きいようだ。
ここ数年、20~30歳代を中心に、将来の収入や家計負担に対する不安がより高まった。自動車各社が最大のターゲットにしている層だが、子どもの教育投資、住宅ローン、税金、金利、医療費などの負担が重くのしかかり、年金制度への不信も強い。消費は、自動車ほど価格が高くなく維持費もかからないデジタル家電を優先させる傾向が強まっているという。車に魅力を感じず、関心の対象は薄型テレビやデジタルカメラなどの新しい製品に流れているようだ。
携帯やデジタル家電が原因というよりは、「クルマを所有することによる楽しい生活」のイメージ(幻想)を維持できなくなったのが原因では? たまの行楽だけなら、ミニバンのレンタカー借りればいいんだしね。 通勤にクルマ使わない人にとっては、おそらくクルマは必要ないんですよ。 奥さんの買い物クルマなら、軽で充分だし。
でも保有台数自体は、まだ目立って減少している訳ではないんでしょう。 行楽シーズンの渋滞も減ってないからね。