国土地理院は19日、SVG(Scalable Vector Graphics)形式の地図データを一般に公開したと発表した。同日現在で公開しているのは関東から中部にかけての範囲で、25,000分の1地形図の50面分に相当する。
SVGは、ベクトルグラフィックスの標準形式としてW3Cが勧告している規格で、XMLをベースにしているためデータの相互利用に適しているほか、地図のオープンフォーマットとしても活用が期待されている。背景地図(基盤地図)と呼ばれるベースとなる地図をSVG形式で提供することで、さまざまな事業者がこれに情報を重ね合わせて独自の地図情報サービスなどを展開できるようになる。
SVG自体が、なかなか離陸しないフォーマットではあるんですが、1/25,000地形図がベクトルデータで配布されるのは歓迎できますね。
毎年の地図データの更新もお願いしたいところです。