王者の憂鬱

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アロンソは素晴らしいチャンピオンだと思う。 あまりにも長く続いたミハエル・シューマッハー時代に幕を引いてくれた。
まだ若くて、性格も率直だ(それゆえマスメディアに揚げ足をとられたりするけど)。 絶対的なスピードではライコネンの方が上かもしれないけど、状況に左右されない精神的な強さがある。

申し分のないチャンピオンなハズなのに、何故かスペイン以外では愛されないね。

ハンガリーGPの予選Q3での”不必要に長いピットストップ”で、ハミルトンの最後のアタックを時間切れにしたカドでペナルティを受けてしまいました。 CSの録画を見ましたが、確かにちょっと不自然でしたね。
アロンソはいま「追われる立場の辛さ」を味わっているのでしょうが、10年以上にわたりその立場に耐えたミハエルは好き嫌いは別としてやはり尊敬に値します。


ところで今話題の朝青龍。 2場所出場停止で「うつ病一歩手前」らしいです。 処分が取りざたされていた頃に、北の湖理事長が「あいつはああみえて気が小さいからなぁ」と語っていたそうですが、どうやら本当だったようです。 「憎たらしさ」では現役時代の北の湖の方が上なだけに、「愛されないチャンピオン」の気持ちがわかるんでしょう。

21場所も優勝している大横綱なのに、こんな形で土俵を去ってしまっては寂しいので、ぜひ復活して強さを見せつけてもらいたいものであります。