地域間格差拡大論のウソ

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地域間格差拡大論のウソ:日経ビジネス オンライン

誤解を避けるために言い添えると、現実は複雑であるから、地域間経済格差の実態は複数の経済統計で多面的に計測する必要がある。印象論だけで格差論を政治的に論じることの問題を指摘するために、県民経済計算統計に拠る限り、都道府県間の経済格差が日本全体で拡大している事実は見られないと私は指摘しているに過ぎない。
 
より詳細な分析をするうえで注意すべき点は、地域間格差の景気循環的要因と構造的・趨勢的要因を区別することだ。有効求人数や生産面のデータは好況が持続するほど地域間格差の拡大を示す傾向がある。実際、幾つかのこうした指標で見ると、バブル好景気のピークだった90年時点は現在よりもずっと地域間格差は大きかった。
 
2003年以降の経済成長の持続で「地域間経済格差拡大」の兆候を示す指標もある。ただし、そうした変化が景気循環的な要因によるものならば、現在問題になっている「構造改革が格差拡大をもたらした」とは言えない。この分野の専門調査リポートですら、この点で混乱しているものがある。

地方都市の景気は、主な産業の好不調次第だからね。 斜陽産業を抱えた(あるいはこれといった産業がない)地域は、バブルだって「何それ?」って感じだったよ。

今の「格差問題」と呼ばれているものは、一昔前の「勝ち組・負け組」と同じで、単なる幻想に過ぎないのでしょう。 米国とか中国からしたら噴飯物だろうけど、横並び意識の強い”ムラ社会”たるニッポンらしいといえばそれまでですが。