第6回「ハイブリッド対ディーゼル戦争、それぞれの立場」(07/08/07) -コラム:日経Ecolomy
現在でもディーゼル車の価格はガソリン車に比べて30万円から80万円ほど高価ですが、上記の規制をクリアーさせた場合には、さらに50万円から60万円上昇するといわれます。80万円から140万円もの上昇です。これは、ハイブリッド車のプラス50万円に比べてたいへんに高価です。原価が安い小型車の場合には価格上昇割合が高く、とても商品として成り立たないということです。(中略)
ハイブリッド車もコストには苦慮していますが、ディーゼル車がこれからコストが上がるのに対してハイブリッド車はこれから本格的に低下するので、コストに関してはハイブリッド車の勝ちといってよいでしょう。
ただし、ヴィッツのようなコンパクトカーをハイブリッド車にするには、さらなるコストダウンが必要です。あるいはホンダ方式のようなシンプルなハイブリッド・システムにする必要があるかもしれません。
A/Bセグメントはハイブリッドで、CセグメントはVWのTSIのようなダウンサイジングしたガソリンターボ、Dセグメントはガソリンターボまたはディーゼルターボ、Eセグメント以上やSUVはディーゼルターボって感じでしょうか。