エンジン完成してホッとしたと言いたいところですが、まだ未解決の問題があります。
それは、ギヤチェンジスイッチです。 私が入手した支那(マニュアル4速リターン)のスイッチは、このようになっていました。

チェンジスイッチ・コンタクトAssyは、キャップ側に接点が埋め込まれています。 5つの接点がそれぞれ6Pコネクタに接続されています。 配線は以下のようになっていました。 電流は、シフトドラムに取り付けられたコンタクトプレートを通じて、アースに流れることになります。
(1) : 赤
(2) : 緑/赤
(3) : 青/赤
(4) : 緑/黒
(5) : 黄/赤

今回のエンジンでは、元々4速リターンのところにジョルカブの4速ロータリーを組み込んでいます。 なので、各ポジションでのドラムの角度が一致するかどうかは分かりません。 それに、ジョルカブのシフトドラムには、支那のコンタクトプレートを位置決めするための切り込みはありません。
仕方ないので、シフトドラムのギヤーシフトドラム・ストッパープレート(星型のヤツ)の位置を揃えて、ヤスリで溝を作りました(左側:ジョルカブ、右側:支那)。
仮組み時にちゃんと接点の角度を確認してから溝を切ればよかったんですが、どうせニュートラル(と4速)が分かればいいので、あとでどうとでもなるだろうと。

で、結果ですが、そのまま付けただけではNGでした。
まずこれがニュートラルの時のコンタクトプレートです。 (1)の接点の外側、ケーブル出口付近にスライダーが来ています。

続いて4速。 シフトダウンしていきます。

3速。

2速。

1速です。

4速ロータリーのギヤーシフトドラム・ストッパープレートは、きれいな星型をしています。

対して4速リターンの場合は、変則的な形状なんですよね。 だから、チェンジスイッチの接点の位置は、ハナから合うはずもなかったのです。

で、どうするかなんですが、ニュートラルと4速だけ導通すればいいので、チェンジスイッチの廻り止めの出っ張りを削って、あとは丁度いい角度を探すということになります。 廻り止めは何か方法を考えます。
Wave100のシフトドラムとチェンジスイッチ・コンタクトAssyが入手できたらいいんでしょうが、あんまり拘ってもしょうがないかなと。
いよいよ台風一過の土曜日には、車体に搭載できると思います。