ひと:山本麻由さん=「牛ふんからバニラ香」でイグ・ノーベル賞 - 毎日jp(毎日新聞)
臭くて重い牛ふんの処分を簡単にする方法はないか。そんな発想で始めた研究。水を加えて熱する。温度が高すぎると焦げ付き、低すぎるとにおいは消えない。約2年の試行錯誤から思わぬ成果が生まれた。バニラの香りの成分「バニリン」の抽出に成功したのだ。その瞬間、研究室に「お茶をいったような香ばしい香り」が漂った。
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米ハーバード大で4日行われた授賞式でトロフィー贈呈役を務めたノーベル化学賞受賞者、ウィリアム・リプスコム氏は「一級の研究」と絶賛。「ノーベル賞も狙いますか」と問われると、「取れるといいですね」とはにかんだ。
イグ・ノーベル賞って、ゴールデンラズベリー賞やヘイスティ・プディング賞みたいに皮肉っぽくクサすばかりじゃないんですね。
物事を探求する心って素晴らしいです。