UNIX著作権訴訟に敗れたSCO、ついに破産保護申請 - ITmedia News
「当社は顧客、パートナーに対し、基幹業務に関して引き続きSCOの製品、サポート、サービスの提供を確約したい」とSCOのダール・マクブライド社長兼CEOは声明の中で述べている。「破産法第11条による再建で、SCOは資産を保護し、その間に将来計画の構築に専念する」と同氏。
(中 略)
かつてLinuxを販売していたがUNIXに陣営を移したSCOは、2004年にIBMなどの企業を訴えた。IBMが違法にUNIXのプロプライエタリな技術をオープンソースのLinuxに移したとの主張だった。この裁判は複数の裁判所で数年にわたって争われたが、8月にUNIXの著作権を所有するのは SCOではなくNovellであるとの判決が下された。
マレーシアに行っている間に、あのSCOがチャプター11を申請していたようです。 ちっとも知らんかった。
[WSJ] UNIXの著作権はNovellにあり――裁判所が判断 - ITmedia News
しかし裁判所は、米連邦地裁のデール・A・キンブル判事が作成した102ページにわたる意見書の中で、SCOはNovellからUNIXのライセンスを受けたに過ぎないとの判断を示した。同社がUNIXの著作権を買収したことはないと同判事は断定。これは、SCOがLinuxユーザーやIBMを著作権侵害で提訴できない可能性が高いことを意味する。
あれだけソースコードの盗用箇所がどこかとか紛糾したというのに、結末は「そもそもSCOはUNIXの著作権を持っていなかった」という事で、なんだかな~という印象。 SCOの脅しに負けて、ライセンス契約を結んだLinux採用企業は、どうするのでしょうね?
それにもまして、私の中で東芝の藤井上席常務と並ぶスターである、ダール・マクブライド社長兼CEOはどうなってしまうのでありましょうか。 今後がとても心配です。