支那エンジンにしてから思うのですが、96cc時代よりも排気音が小さく感じます。
実際に音量を測った訳ではないのであくまで感覚の話ですが、96ccの時はスパトラにスーパー・クワイエット・バッフル(S.Q.B)を入れても、耳障りで五月蝿い感じがしてました。
それが120ccにしたら、全体的に低い音になってあまり気にならなくなったんですよね。 アイドリング回転数は変わっていませんから、音質が変わったんでしょう。 96ccでは6枚が限界だったディスクも、今は8枚にしてますが周囲に引け目を感じることはありません。 純正マフラーに拘っていた自分が言うのですから、間違いありません!?
S.Q.Bのように、筒状のパンチングメタルを使った消音装置は、ヘルムホルツの逆笛の原理を使っているのですが、全ての周波数帯域に渡って消音効果がある訳ではありません。 排気音の成分が、消音装置とうまく共鳴すれば音が小さくなりますが、共鳴範囲から外れると全然ダメみたいです。
排気系が同じでも、エンジンのボア×ストロークやバルブサイズが変われば周波数が変わるんでしょうね。
でも、キャブのジェット類を変えただけでも、結構音色は変わります。 こちらは燃焼の仕方が変わるからなんでしょう。 ガスバーナーで絞りを変えると、燃焼音が変化するのと同じかな。