地鶏の存在意義

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asahi.com:比内地鶏、2割はかごで飼育 「放し飼い」の基準無視 - 社会

虻川会長自身も「年2万羽生産しているうち、半分はかごで飼っている」と話す。縦約1メートル、横約60センチ、高さ約50センチのかごで数羽ずつ飼っているという。
 
虻川会長は「かごの方が均質に育つ。運動不足だから筋肉が発達せず肉が軟らかくて評判も良かった」とした上で、「いつかはちゃんとやろうと思っていたが、常連客もいて、やめられなかった」と釈明している。

秋田県比内地鶏生産振興協議会の会長がこういうのですから、そもそも地鶏の所以たる「地面で育てた鶏」に意義はあるのかということですよね。

それにしても比内地鶏というブランドは、本当に地に堕ちてしまったなと思います。 残念ですね。

「どっちの料理ショー」などのグルメ番組の影響もあって、ここ10年くらいで「~牛」とかのブランド産品が爆発的に増えたような気がします。 販売単価を上げるのに有効ということなんでしょうが、中には「普通のとどう違うの?」と思うような物もよくあります。

ブランド価値を築き上げるには10年単位で時間が掛かりますが、崩れるのは本当にあっという間ですね。