2008 International CES:2008年の“円い”VAIOは「LinuxベースのHome Server」 - ITmedia D PC USER
まだ、市販も決定していない開発途上にある“コンセプトモデル”は、TP1と同じ直径27センチの円い筐体を採用しているが、その内部の構成はかなり異なる。「Home」「Server」という名前から、導入されているOSは注目の「Windows Home Server」と思いきや、Linuxをベースにソニーが独自に開発した「Home Server向けOS」が組み込まれている。内部を構成するパーツについては、まったく明らかにされていないが、「x86系のCPUではないもの」が搭載されているという。
Linuxベースで動くVAIO Home Media Serverは、TP1のようなメインマシンとして使うのではなく、NASのように使える「ファイルサーバ」としてデザインされている。そのため、ストレージメディア用のスロットなどはTP1と同じくらい充実しているのに対して、接続系のインタフェースは有線LANとUSBだけで、TP1に用意されていたTV関連のインタフェースやサウンド出力はは省かれている。このあたりにTP1とVAIO Home Media Serverの違いが見えてくるだろう。
「来る」と言われつつ、なかなか来なかったホームサーバーですが、NASが市民権を得たことでいよいよ家庭内に入ってくるようになるのでしょうか。
要素技術は既にあっても、具体的なアプリケーションをうまく提示できていない状況は、まるでiPod出現前夜のようですね。