マイクロバス、3キロの力でドア開く 少年転落事故検証

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長江さんが検証した同型車で見ると、ステップの広さは新聞紙大だ。少年は身長約140センチ。ボールに座り、ステップで車の揺れで体が動けば、頭か肩のあたりが開閉レバーに触れる可能性がある。
 
ドアがロックされていない状態で、長さ約12センチのレバーを、人さし指でゆっくりと動かしてみた。左へ45度ほど傾けたとき、「カチャ」という音とともに開いた。バネばかりで計測すると、かけた力は3キロほど。乗用車のドアを中から開ける場合に必要な力とほぼ同じだった。

指一本で開いてしまうというのはどうなんだろうね?

前にも書いたように、ドアロック機構の設計が不適切だったんじゃないかと思いますが。

長江さんは、走行すれば、自動でドアにロックがかかる「速度感応型」か、ロックがかかっていない状態で走ると警報が鳴るシステムの導入を提案する。前者はすでに乗用車に使われており、マイクロバスでも十分可能な技術という。「乗用車より多くの人が乗るマイクロバスなら、安全装備はより重要だ」
 
少年の父親は事故直後の記者会見で「走行中にドアが開かないよう、メーカーの技術者の方に工夫して頂きたい」と震える声で訴えた。
 
トヨタは今回の事故を受け、事故防止策を検討中だという。

でも、トヨタはリコールとは認めないでしょうね。 多分。