J-CASTニュース : 箱根駅伝への車両提供 ホンダに出し抜かれたトヨタ
ホンダが箱根駅伝への車両提供を始めたのは2004年の大会から。先導車の燃料電池車をはじめ、ミニバンや新型車など20台以上の車両を毎回提供してきた。2003年大会以前に車両提供を行ってきたのは三菱自動車。自動車メーカー各社の宣伝担当者たちには、箱根駅伝は三菱自動車の神聖領域だ、という考えが浸透していた。
ところが三菱自動車は、車両提供契約の更新時期とリコール隠しの不祥事発覚で社内が揺れていた時期が重なった。それまで、車両提供企業の募集は大会前年の10月頃に決まっていたが、三菱自動車は社内のごたごたが続いて応募に間に合わなくなり、その間隙を縫ってホンダは2003年10月に応募して 2004~2008年の5年間にわたる車両提供契約を結んだ。
当時、このホンダの車両提供契約について、箱根駅伝への車両提供で長期間の実績があった三菱自動車に同情する学生や学生OBも多かった。ホンダは三菱自動車から契約を奪った悪者とされ、ホンダの契約終了後の2009年大会からは、車両提供を三菱自動車に戻そうという声もあった。また2004年大会の番組スポンサーに三菱自動車が付いたこともあり、テレビ中継ではできるだけホンダ車を映さないようにすることが内々に取り決められた。
そうそう。 確かに2004年の箱根駅伝ではホンダの車両はあまり映ってなかったよね。
でも、三菱自が車両提供から降りざるを得なかったのは自業自得であって、別にホンダが掠め取ったわけじゃないと思うんだが。 「関口弘の東京フレンドパークⅡ」でも一時期、商品がパジェロからホンダ車に変わっていたし(こちらは元に戻りましたが)。
学生や学生OBは、メーカーに車両提供「させてやってる」とでも思っているのかね?
まあ、トヨタのやり口はホンダも熟知しているので先手を打ったのだろうけど、いっそF1と同じく隔年で交互に提供したら?