ホンダ、ついに「あの」クラブ入り:NBonline(日経ビジネス オンライン)
90年代後半、「400万台クラブ」という言葉がありました。生産台数が400万台以上ないと自動車メーカーとして生き残れない、とね。大メーカーが部品を集中購買することでコストを下げ、すごい利益を出すんだなんてね。結局そんな話はありませんでした。ないんですよ、あんなの。我々もいろいろと考えたんですが、400万台に何のメリットがあるかというと、あまりなかったんです。
そうは言っても内心気にしていたところもあるようで、ほっとしてるんじゃないでしょうか。
経営環境悪化による自動車業界の再編については、
ただし、ホンダの福井社長は前述のインタビューで次のようにも述べている。
では、次世代技術の開発では提携のメリットはあるのか。誤解があるようですが、燃料電池車など技術開発にかかる投資というのは、皆さんが考えているほど莫大なものじゃない。自動車メーカーにとっていちばんお金がかかっているのは新車の開発なんです。
カネの問題よりも、リソース(主に人的資源)の問題ですよ。
本来なら新車開発に回したい優秀な技術者を、10年単位で環境技術の開発に張り付けなければならないのですから。