ホンダが通期営業利益予想を下方修正、前年比4割減に(ロイター) - Yahoo!ニュース
ホンダは28日、2009年3月期の営業利益(米国会計基準)予想を前年比42.3%減の5500億円に下方修正すると発表した。
従来予想の6300億円に比べ、12.6%の下方修正となる。ロイターエスティメーツによる主要アナリスト13人の予測平均値6550億円を16%下回っている。
09年3月期下半期の為替は1ドル100円、1ユーロ135円で想定している。通期の想定は1ドル101円から103円に、1ユーロ162円から145円に変更した。同社は為替が1円動くと、営業利益にドルで年間200億円、ユーロで30億円の影響を受ける。
また、09年3月期の四輪車販売を従来計画の408万台から401万5000台に下方修正した。北米は174万5000台から173万5000台に、欧州は45万5000台から41万5000台に引き下げた。日本国内とアジアは、それぞれ62万台と89万台のまま据え置いた。
販売台数の減少幅に比較して利益予想の減少が大きいのは、それだけ為替や原材料高、販管費の増大の影響が大きいということでしょう。
それにしても為替予約してあるとはいえ、下期が1ドル100円、1ユーロ135円というのは甘く見過ぎな気がするのですが。
NIKKEI NET(日経ネット):ホンダ、今期営業益42%減見通し
ドルの平均レートが1ドル=106円と想定より3円円安になり、北米でモデルチェンジに合わせて実施した値上げやコスト削減が増益要因となった。しかし売れ筋が低燃費の小型車にシフトしたことで採算が低下し、純利益は19%減の3029億円だった。
なるほどね。 モデルミックスも利幅が低下した要因か。
こんなニュースも。
<ホンダ>インドの新工場、稼働を延期 金融危機の影響で(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
ホンダは28日、インド・ラジャスタン州で建設中の新工場の稼働時期を、当初予定の09年末から最大で約1年遅らせることを明らかにした。金融危機の影響などでインドでの販売が減少しつつあることから、生産拡大を当面見合わせ、既存工場の稼働率維持を優先させる。
新工場の生産能力は年6万台で、主に小型車を生産する予定。稼働すれば、インドでの生産能力は現状の1.6倍の年16万台になる見通しだった。
しかし、インドでも金融危機が実体経済に波及し、新車市場は7月に約3年ぶりに前年実績を下回るなど低迷。税制改正でホンダがインドで販売している中型車の税負担が増えたこともあって、ホンダの7~9月の販売台数は前年同期比28.6%減と落ち込んでいる。
半年以上前からそういう話はあったような気がします。 10万台に能拡した第一工場でさえ稼動率は低いままなので、当然でしょうね。