新型アウディ A4の前後重量配分

【アウディ A4 試乗】新プラットフォームの功罪…瀬在仁志 | Response.

『A4』の目玉は、なんと言っても前後重量配分を理想値に近付けるためにフロントアクスルの位置を変更した新プラットフォームの存在。ロングホイールベースと相まって、高速ドライブでは高い安定性を見せてくれるし、上下方向の動きも良く制御がされていてフラットな乗り味を生み出してくれている。
 
ハンドリング性能的にも高速コーナーでは重量バランスの進化によって、ステアリング操作に対して動きがとても素直。スッとノーズが応答してくれる上に姿勢が安定していて、プレミアムモデルとしての深い味わいを持っている。
 
一方タイトターンでは大きな舵角になってくるとトラクション不足が感じられたり、フロアに細かな振動が伝わってくるなど、新レイアウトのネガな部分も見て取れた。

これって20年近く前にホンダがインスパイア/ビガーでトライした、縦置き直列5気筒エンジンと同じ考え方だよね。

もっとも、ホンダの縦置き5気筒自体がアウディのマネでもあるんですが。

ホンダ・インスパイア - Wikipedia

高級車に相応しいタッチを得るために開発陣が意欲的に取り組んで完成させたFFミッドシップだが、タイヤの切れ角を多く取れ、FFの弱点のひとつである車両の回転半径の縮小をもたらす利点はあるものの、縦置きエンジンゆえに飛び出したギアボックスによる室内スペースの制約や、フロントの荷重軽減による滑りやすい路面や坂上り勾配でのトラクション不足などの弱点が、このレイアウトを採用する間 、終始付いて回った[2]。また、懸案だった重量配分も改善はされてはおらず、理論上、重いはずである横置きレイアウトのアコードよりも悪いという相反するものであった。このことについて、ジャーナリストらは、当時の売れ線であったトヨタ・マークIIをはじめとするライバルのFR高級車の影響を多分に受けているのではと評した。

クワトロなら良さそうですが、FFだとトラクション不足になりそうですね。