格差拡大は中途半端な改革が原因?

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なぜ「非正社員」はリストラされるのか?: 29歳の働く君へ~いまからでも遅くない! : J-CAST会社ウォッチ

非正規雇用というのは、企業にとっては雇用の調整ツールでしかない。「全員正社員でいいじゃないか」というトンチンカンな意見を言う人も稀にいるが、それが可能だった時代は20年近く昔に終わっている。

そうかもね。

この人、富士通出身なんだね。 富士通といえばバブルの頃にNHKの番組で社内試験の激烈さを見て、大変なところだなぁと思ったものです。

そういえば元富士通の人が本書いていたなと思ったら、この人でした。

だから、転職市場においては、非正規雇用はなかなか職歴とは認められないことになる。正社員と非正規雇用という階層が固定化されているのはこれが理由だ。

それは知りませんでした。 そういう事情もあるんですね。

で、解決策なんですが、

対策としては、正社員の雇用規制も緩和し、賃下げ、できれば一定のクビ切りも認めるしかない。それにより、企業側はもう非正規の側にだけ“つまらない仕事”を押し付けたり、クビを切る必要はなくなるのだ。いわば「皆で痛みを分かち合う」ということになる。
 
(中 略)
 
今からでも遅くはない。同じ過ちを繰り返さないためにも、規制緩和による雇用の流動化を進めるべきだ。

つまり米国みたいに、正社員もレイオフできるようにする訳ですね。

そうすると(既にだいぶ下がっていますが)社員の会社へのロイヤリティも下がって、日本企業の競争力も低下するでしょうね。
トヨタやホンダが、デトロイトスリーのような末路を辿る可能性もある訳ですな。

で、儲かるのはやっぱり派遣会社や転職支援の会社なんだよね。