asahi.com(朝日新聞社):「派遣切り許せない」 広がる怒り、労組結成・加盟次々 - 就職・転職
「派遣切り」など、非正社員の中途解雇や雇い止めが相次ぐなか、派遣社員らが労働組合をつくったり加盟したりして、解雇の撤回を求める動きが広がっている。
12月末までに派遣社員200人の削減を予定している日産ディーゼル工業(埼玉県上尾市)で働く派遣社員3人は8日、解雇通告と退寮通告の撤回を求めて「派遣ユニオン日産ディーゼル工業支部」を結成。9日早朝に、本社前で「派遣切りは許さない!」と書いたビラを出勤してきた従業員たちに配った。
委員長の荒井健太郎さん(27)ら3人は、先月18日にそれぞれが所属する派遣会社から「12月18日付で解雇する」と言われたという。また、解雇から3日以内に退寮するよう求められた。3人はいずれも中途解約。荒井さんは「本来は1月末まで契約があった。労働者の都合を全く考えないやり方だ」と憤る。今後、雇用の継続などを団体交渉を通して求めていく。
大変だなとは思うんですが、派遣社員は派遣会社と雇用契約を結んでいる訳で、派遣先企業と団体交渉できるもんなのかよく分かりません。
1月末までだったら、最後まで雇ってあげたらどうかと思いますけどね。
【池原照雄の単眼複眼】「雇用」に淡白になった自動車メーカー | Response.
クルマの世界市場が同時崩落に見舞われており、コスト圧縮に即効性がある非正規従業員に目が向けられている。製造現場への派遣は04年に解禁となり、06年当たりから急増した。09年には最長契約期間の3年を満了する人が多いので派遣労働の「09年問題」とも指摘されてきた。
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とくに、各社が直接雇用しない派遣従業員は、「いつでも切れる」労働力と見られており、実際、そう動いた企業が多い。派遣労働は今世紀になって一気に規制緩和が進み、自動車産業でも採用が加速したが、生産現場の非正規雇用はせめて期間従業員にとどめるべきでないか。
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期間従業員は3か月、半年、1年と比較的長いレンジでの雇用となるし、働く側も企業との直接契約なので安心感がある。自動車メーカーでは一定の能力に達し、本人が希望する期間従業員を正規雇用に採用する動きも一部で定着している。雇用面での社会的責任を果たす地道な取り組みだ。
雇用確保に最も熱心だったのは、皮肉にもトヨタだったんですけどね。
でも期間工を募集してもなかなか集まらなくて、派遣を増やしてきた結果、こんなことになっちゃった訳です。
法規制しなくても、これだけ風当たりが強いと今後は生産現場での派遣は減るでしょう。 景気が回復したとしてもね。