asahi.com(朝日新聞社):トヨタ下期赤字 販売不振と円高、通期は8割超す減益か - ビジネス
トヨタは11月6日の08年9月中間決算発表時に、09年3月期の連結業績予想を下方修正。売上高は前期比12.5%減の23兆円、営業利益は同73.6%減の6千億円、純利益は同68.0%減の5500億円になると示していた。
下期の赤字幅は為替がこのまま大幅な円安にならないと1千億円以上になり、再修正後の連結の営業利益は最大でも4200億円程度にとどまり、前期実績(2兆2703億円)に比べて8割以上の大幅な減益になる。トヨタの半期ベースの決算が赤字になるのは99年に米国会計基準を導入して以来初めて。
ホンダだって下期は営業赤字じゃないかと言われてますしね。
で、その理由ですが、
再修正を迫られた第1の理由は、11月以降、景気後退が鮮明になった欧米などの先進国だけでなく、経済成長を続けている中国などの新興国でも販売の落ち込みが確実になったからだ。
第2の理由は円高だ。下期に1ドル=100円、1ユーロ=130円で推移するとみていたところ、実際はドルが90円台前半、ユーロが120円前後と、かなりの円高で推移。為替変動の影響を盛り込むことが避けられなくなった。
トヨタの連結営業利益は、海外での販売が多い関係で、円高が1円進むと、対ドルで400億円、対ユーロで60億円も減少する。
追い越し車線をフルスロットルで走っていて、先頭のGMがオーバーヒートで減速して、もうすぐトップ!と思ったら、いきなり路面がガードレールのない林道になって、慌ててガケから飛び出さないように減速しているという感じですね。
この先もまだ落石やがけ崩れがあるかもわからないし、ヘタしたら通行止めになっているかも。 それでもこの林道を抜けて、また舗装路に戻れることを祈りつつ、前に進むしかないんです。