NIKKEI NET(日経ネット):トヨタ、大型投資先送り 業績悪化、見直し最大規模
トヨタ自動車は世界販売の急減を受け、国内外で大型投資を先送りする。中国やブラジルの工場増強を延期、国内主力工場の投資も先延ばしする。販売不振と円高進行で業績が悪化しており、過去最大規模の投資計画見直しに踏み切る。トヨタが収益改善に向け投資を先送りすることで、部品や素材、設備など幅広い業種に影響が出るのは確実。世界の自動車需要は急落しており、他の自動車メーカーが工場の新増設延期や統廃合に動く可能性も高い。
トヨタはここ数年、世界で工場を新増設し、年間1兆5000億円規模の設備投資を続けてきた。今回の見直しにより、来年度の投資は大きく落ち込む見通し。右肩上がりで生産能力を増強してきたトヨタの経営は大きな転換点を迎える。
ホンダあたりも、寄居・小川を含めて見直しに動くかもしれませんね。
一方で「聖域なきコスト削減」は管理職のみならず役員賞与にまで及んでいます。
<トヨタ>役員賞与ゼロ 今年度、10億円コスト削減(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
トヨタ自動車が08年度の役員賞与(ボーナス)をゼロにする方針であることが13日、分かった。下期(08年10月~09年3月)の連結営業損益が赤字に転落する公算が大きくなるなど、世界的な金融危機で業績が悪化しているため、経営責任を明確にするとともに「聖域なきコスト削減」の姿勢を内外に示す。削減額は約10億円。
幹部は「もうけがほとんどないなら、もらえない」と話しており、来年6月の株主総会では役員賞与の支払い提案を見送る方針で、役員報酬の減額も検討している。
こういうところのケジメのつけ方は天晴れですな。