NIKKEI NET(日経ネット):トヨタの08年世界販売、4%減の897万台
トヨタ自動車は20日、2008年の世界販売台数(ダイハツ工業、日野自動車含む)が前年比4%減の897万2000台だったと発表した。トヨタと首位の座を競う米ゼネラル・モーターズ(GM)は21日にも世界販売実績を発表する予定だ。世界生産台数についてはトヨタは07年に続き2年連続で首位を確実にしている。
トヨタ単体の世界販売台数は前年比5%減の799万6000台で、10年ぶりに減少した。
トヨタはチキンゲームに勝ったけど、目の前にはもう崖が迫っていてフルブレーキを掛けているんですね。 寸止めで停まれればいいんですが。
トヨタ関連のニュースをまとめて。
NIKKEI NET(日経ネット):トヨタ、豊田章男副社長の社長昇格を発表
トヨタ自動車は20日、豊田章男副社長(52)が6月末に社長に昇格する人事を正式発表した。渡辺捷昭社長(66)は副会長に就任、張富士夫会長(71)は留任する。6月末開催予定の株主総会後の取締役会で正式決定する。トヨタ社長に創業家出身者が就くのは14年ぶり。世界販売の落ち込みや円高で業績が悪化するなか、創業家の求心力をバネに経営立て直しを急ぐ。
豊田章男氏は、トヨタの事実上の創業者である豊田喜一郎氏の孫で、豊田章一郎名誉会長(83)の長男。2000年に取締役に就任し、05年から副社長を務めている。
大事に育てていたように見えましたが、もしかして捨石にされるんじゃないかという疑念もチラホラ...
NIKKEI NET(日経ネット):トヨタ、期間従業員を追加削減へ 3000人対象、「ゼロの可能性」
トヨタの期間従業員は最短4カ月契約で、契約を延長すれば最長2年11カ月まで勤務できる。トヨタは国内生産の減少を受け、昨年6月から新規採用を停止。増産期には頻繁だった契約延長も急減している。昨年3月には約8800人を雇用していたが、一部を正社員に登用していることもあり、今年3月末には3分の1に減るとの見通しを示していた。
4月以降も生産水準が上向かなければ、新規採用を引き続き停止し契約延長もさらに減らす。4月以降の計画は今後詰めるが「生産計画次第で(雇用人数が)ゼロになる可能性もある」(トヨタ幹部)という。
こんだけ工場を停めて、まだ期間従業員がいるのはむしろ驚きです。
いずれゼロにせざるを得ないでしょうね。
続報です。 別エントリーにするほどではないので。
NIKKEI NET(日経ネット):GMの08年世界販売835万台 トヨタの首位が確定
米ゼネラル・モーターズ(GM)は21日、2008年通年の全世界の新車販売台数が前年比10.8%減の835万台だったと発表した。08年に897万台を販売したトヨタ自動車の世界首位が確定、GMは77年ぶりに2位に陥落する。
経営再建中のGMは北米で21%、欧州で7%それぞれ販売が減少した。一方、トヨタも市場低迷を背景に4%減少したが、総販売ではGMを62万台上回った。トヨタは創業から70年強で世界首位の座を手に入れたが、09年3月期に戦後初の営業赤字を見込むなど苦境下にある。
今の経済状況だと、GMの適正生産台数は多分700万台程度でしょう。 当面はトヨタの首位が続くのでしょうね。