伊フィアット、米クライスラーに35%出資 提携合意

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NIKKEI NET(日経ネット):伊フィアット、米クライスラーに35%出資 提携合意

タリアの自動車大手フィアットと米クライスラーは20日、資本・業務提携で合意したと発表した。フィアットはクライスラーに35%出資。米政府の支援下で再建中のクライスラーは環境技術の供与や販売支援を受けて事業を立て直す。世界的な販売不振が引き金となった両社の提携で、日本メーカーを含めた国際的な業界再編が加速しそうだ。
 
両社とクライスラーの筆頭株主である米投資会社サーベラス・キャピタル・マネジメントは「世界規模で戦略的に提携する」との合意文書に調印した。財務面の精査や米政府の承認を経て、4月にも出資などを実施する意向だ。
 
2008年のフィアットの世界販売台数は約200万台強を確保したもよう。クライスラーの08年の販売実績は200万7000台で、両社のグループ化が実現すれば400万台を超え、世界6位の規模となる。

規模なんて何の意味も無いでしょ。

こっちの記事の方が中身があります。

Chrysler社とFiatグループが業務提携を発表、Fiatグループが技術供与などでChrysler株35%を取得 - Automotive Technology - Tech-On!

米Chrysler社と同社の筆頭株主である米投資ファンド会社Cerberus Capital Management社、イタリアFiatグループは、Chrysler社とFiatグループの業務提携について法的拘束力を持たない条件概要書に署名したと発表した。Fiatグループは現金出資ではなく、プラットフォームやパワートレーンなどの技術供与により、Chrysler社の株式35%を取得する。また、将来的な資金提供の責任を持たないという。
 
業務提携により、Chrysler社はFiatグループから、燃費効率に優れた小型車のプラットフォームや、パワートレーン、部品などの技術供与を受けて共有化することで、低コストでモデルラインアップの拡充を図る。さらに、Fiatグループは、北米以外の主要な成長市場での販売機能、米財務省に提出する再建計画に必要なマネジメントサービスの支援を提供する。FiatグループもChrysler社の北米における販売網や生産能力を利用する。さらに両社は、小型車のプラットフォームや部品の共有化により、両社を合わせた世界的な購買力の適正化を図り、コスト削減を進めていく。

途中でクライスラーがポシャっても、フィアットが負債を負うことはないってこと? なかなか絶妙な提携内容ですね。

実際にフィアットのプラットホームを使って、クライスラーの工場で生産されたクルマが市場に出るのは2012年頃になりそうですが、取り掛からなければ始まりませんからね。 それまではOEMで凌ぐのかな?