トヨタ、国内販売網再編へ

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トヨタ、国内販売網再編へ…系列超え店舗を統廃合(読売新聞) - Yahoo!ニュース

トヨタの国内販売網はクラウンなどを販売する「トヨタ店」、マークXなどを扱う「トヨペット店」、カローラなどの「カローラ店」、ヴィッツなどの「ネッツ店」、高級車の「レクサス店」の5系列あり、販売店の数は約5000に上る。
 
各地の販売会社のほとんどは戦後、トヨタから自動車販売を委ねられた地元企業だ。このためトヨタは各地の販売会社の事情を考慮しながら、異なる系列の店舗同士の統廃合を促していく方針だ。
 
統廃合により、従来は取り扱っていなかった他系列の車種も一つの店舗で購入できるようになる。ただ、販売会社は「地域別、系列別に市場を開拓してきた」との自負が強いため、5系列体制は存続させる。

トヨタの販売店って、カローラ店のはす向かいにネッツ店があったりして、テリトリーが重複している地域が多いですからね。

日産やホンダは、既に国内販売網の再編をほぼ終えています。
近年、登録車の国内シェアが50%を越えるなど、圧倒的な強さを発揮してきたトヨタも、ビスタ店をネッツ店に併合するなどの手を打ってはいたものの、他社に比べると国内販売減少に合わせた統廃合が遅れているのは事実です。

若者向きのネッツ店はまだしも、トヨタ店トヨペット店、トヨタ店とカローラ店は被ってますからね。 でも整理するとしたらトヨペット店なんだろうな。

こんな話も。

NIKKEI NET(日経ネット):08年国内新車販売、「軽」の比率が過去最高の36.8%に

長期低迷が続く国内新車市場で軽自動車(排気量660cc以下)の比率が高まっている。税金などの維持費が安く燃費も良いため、登録車(同660cc超)からの乗り換えが進んだためだ。登録車の販売が大きく落ち込んだこともあり、2008年の国内総販売に占める軽自動車比率は36.8%と過去最高を更新した。地域別にみても同比率が4割超の都道府県が11月は38府県に達した。
 
08年の軽自動車販売台数は186万9893台。07年比2.6%減と2年連続マイナスではあるが、暦年では過去7番目の高水準を保った。登録車は08年の販売が石油危機直後の74年以来34年ぶりの低水準だったため、国内新車総販売に占める軽比率は36.8%と0.9ポイント上昇した。

08年度上期では、9県で軽比率が50%を突破したという話もあります。 2、3年後には全国平均で50%になっても不思議ではないです。

NIKKEI NET(日経ネット):トヨタ系列店、軽自動車販売へ ダイハツと代理店契約

トヨタ自動車は系列販売店で軽自動車の販売を始める方針だ。店舗を運営する販売会社がトヨタの子会社のダイハツ工業と代理店契約を結ぶ。トヨタの08年の国内販売台数は前年比7%減の147万台と低迷しており、軽自動車の販売で系列店の経営をテコ入れする。ダイハツはトヨタの店舗網を活用して軽自動車の販売を増やし、軽市場での首位確保を狙う。
 
ダイハツの販売店網が手薄な地域を中心に、トヨタの系列店が軽自動車を販売する計画だ。トヨタ系列店は全国に5000店ある。また現在4チャネルに分かれているが何店舗で販売するかなどの詳細は今後詰める。

縮む一方の登録車市場でだけ商売をしても先はないですからね。
とりあえずはダイハツブランドのまま販売するんでしょうが、将来的にトヨタブランドで売り出したとしても驚かないです。