NIKKEI NET(日経ネット):オバマ米大統領、排ガス規制厳格化表明へ 米メディア報道
オバマ米大統領は自動車の排ガス規制の厳格化を26日にも表明する。排ガス中の温暖化ガスの3割削減を義務づけたカリフォルニア州の独自規制を容認する一方、全米の燃費規制も厳しくする方向だ。米主要メディアが25日に一斉に伝えた。ブッシュ政権からの政策転換を環境・エネルギー分野で進める構えで、日本を含む世界の自動車・エネルギー産業に影響を与えそうだ。
大統領は26日にも環境保護局(EPA)など関連省庁に新たな指針を示す見通し。
カリフォルニア州は新車の排ガスに含まれる温暖化ガスを2016年までに3割削減する独自の規制を定めたが、ブッシュ政権は2007年にこれを承認しないと決めた。オバマ大統領が新たに示す指針はこの決定を覆すものとなり、州単位の独自規制の承認に発展する公算が大きい。
大変良いことです。 でも瀕死のデトロイト・スリーにとってはどうかな...
NIKKEI NET(日経ネット):米、排ガス規制強化 大統領表明、日欧並み水準に政策転換
オバマ米大統領は26日、自動車の排ガス規制厳格化など新たな環境政策の指針を盛り込んだ大統領令に署名した。排ガス中の温暖化ガスを3割減らすカリフォルニア州の独自規制を容認する一方、連邦の燃費規制も厳しくする。ブッシュ前政権の環境政策を転換し、日欧とほぼ同水準となる排ガス規制を採用する。日本を含む世界の自動車・エネルギー産業に大きな影響を与えそうだ。
大統領は26日、記者団に「今回の決定は資源の海外依存脱却に向けた最初の一歩だ。米国は(地球温暖化問題で)世界を主導する準備はできている」と語った。
実際に署名したようです。 動きが早いなぁ。
NIKKEI NET(日経ネット):オバマ政権の環境規制 GM、トヨタが相次ぎ声明
米オバマ政権が自動車の環境規制を強化する姿勢を打ち出したことを受け、米ゼネラル・モーターズ(GM)は26日、「消費者のニーズに応えるよう対応を急ぐ」とのコメントを発表した。各社は環境関連の投資拡大など対応を迫られるが、厳しい経済環境を考慮するよう求める声も出た。
GMは環境規制強化への支持を表明する一方で、「(厳しい)経済の情勢を踏まえた議論」を求めた。オバマ大統領の新たな環境政策指針では、日本や欧州並みの厳しい水準が求められる。経営難にあるGMなどにとっては、環境投資が経営再建の重荷になる可能性もある。
一方、トヨタ自動車は同日、「引き続き環境規制に合致する努力を続ける」との声明を発表した。同時に「連邦政府と各州政府の規制が同一水準であることが重要だ」と指摘した。同大統領がカリフォルニア州の独自規制を容認する姿勢を示したことで、州ごとに異なる規制が乱立することへの懸念をにじませた。
トヨタはデトロイト・スリーと共に、反対していたのではなかったっけ?