日産自、09年3月期に営業・当期損益ともに赤字転落へ(ロイター) - Yahoo!ニュース
日産自動車は9日、2009年3月期の営業損益予想を1800億円の赤字に下方修正する(従来予想は2700億円の黒字)と発表した。前年同期は7908億円の黒字だった。
トムソン・ロイター・エスティメーツによる過去30日間の主要アナリスト10人の予測平均値708億円の赤字を大きく下回った。
当期損益も従来予想の1600億円の黒字から2650億円の赤字に転落する見通し。
収益改善を急ぐため、日米欧の高コスト諸国で労務費を現在の8750億円から7000億円に圧縮する。世界で人員を2万人削減し、09年度中に21万5000人にする。08年度の役員賞与を見送るほか、今年3月期以降、明らかな状況改善があるまで取締役と執行役員の報酬を10%、日産と国内関係会社の全管理職の基本年間給与を5%引き下げる。
そうか、正式な業績予想はまだだったんだね > 日産
お得意の「リストラ費用をのっけて1年で損失出し切り→翌年は黒字でV字回復印象付け」がうまくいけばいいけどね。
【決算】日産自動車の2008年度第3四半期は赤字転落,通期見通しも赤字に下方修正 - Automotive Technology - Tech-On!
同社は,市況の悪化や為替の影響を考慮し,2008年度通期の業績見通しを下方修正する。下方修正後の業績は,売上高が8兆3000億円(2008年10月31日に発表した見通しでは9兆6000億円,前年度の実績は10兆8242億円),営業損益は1800億円の損失(同2700億円の利益,前年度実績は7908億円の利益),当期純損益は2650億円の損失(同1600億円の利益,前年度実績は4823億円の利益)となる。
2008年10月31日に発表した見通しと比較すると,営業損益は4500億円悪化(2700億円の利益から1800億円の損失)している。悪化要因の内訳は,為替の影響が609億円,リース車両の残存価値リスクに対する引当金が225億円,販売価格や台数,モデルミックスなどによる影響が3450億円,その他(原材料価格の高騰など)が216億円である。
売上高9兆円割れかぁ。 為替の影響が少ないのはなんでだろう。
日産、硬式野球、卓球、陸上の3部を休部(サンケイスポーツ) - Yahoo!ニュース
野球部は1959年に設立され、84年には都市対抗野球大会優勝。98年にはエース・川越英隆投手(現オリックス)を擁し、2度目の優勝を飾った強豪。去年のドラフトでは野上亮磨投手が西武2位指名、堂上隼人捕手がソフトバンクから育成枠で指名を受けるなど数多くのプロ選手を輩出していた。日産野球部出身の主なプロ野球選手は川尻哲郎投手(元楽天)、梵英心内野手(広島)、高崎健太郎(横浜)などがいる。
陸上部は実業団日本一を決める全日本実業団駅伝の常連チームで、1989年の第33回で優勝を飾っている。今年は22位と下位に沈んだ。他には十和田八幡平駅伝で5回優勝、現所属のサイラス・ジュイがハーフマラソンなどで好成績を残している。OBには91年の福岡国際マラソンを制した森田修一がいる。
卓球部は個人で08年全日本卓球選手権大会で森田有城が準優勝、団体では07年の全日本卓球選手権大会・団体の部で優勝を飾るなどの成績を残している。
なんだかなー。 かわいそす。
日産自動車のカルロス・ゴーン社長は9日記者会見し、業績の悪化に対処する「グローバル危機への対応策」などを発表した。需要の減少に対処するため工場閉鎖の可能性を質されたゴーン社長は、減産のために稼動率は落とすものの「閉鎖は考えていない」と明確に否定した。
その理由として「この危機は永続的とは思っていない。先進諸国では需要が減っているが、中国、インド、中東など新興諸国では需要はやがて盛り返す」と指摘した。
ゴーン社長は、同日発表した当面の対応策について「単なる当座しのぎではない。危機が去った後も長きにわたり競争力を持続させる取り組みだ」と、強調した。
当座しのぎ以外の何者でもないと思うけれど。
日産ゴーン社長「最悪のシナリオが現実に」 | Response.
日産では今年度の予想を控えめな前提に立って、さまざまな仮説を立ててきた。もちろん、その中には最悪のケースも想定してあった。この約5か月、その最悪のケースが続いているというわけだ。
円高の水準、景気の減速、自動車市場の落ち込み、そして資金調達の問題。ゴーン社長によれば、どれも最悪。「金融危機は9月に端を発しており、予想では信用収縮の問題は今頃解決しているはずだった。ところが、まだグローバルに見ても銀行が十分な貸し付けを行っていない」と訴える。
それのどこが「控えめな前提」やねん! 貸し渋りの問題がそんなに早く解決するハズがないやん。
日産、2万人削減へ…3月期の営業赤字1800億円(読売新聞) - Yahoo!ニュース
09年3月期の自動車10社合計の営業利益は4000億円規模の赤字となり、08年3月期と比べると、1年間で約5兆円の利益が吹き飛ぶ計算だ。営業赤字を計上するのは、日産のほか、トヨタ自動車、マツダ、富士重工業、日野自動車の5社。税引き後利益では、59年ぶりの赤字を計上するトヨタを筆頭に、三菱自動車といすゞを加えた7社が赤字に転落する。赤字を免れたホンダ、ダイハツ工業、スズキは不況の中でも小型車や軽自動車などが健闘して収益を下支えした。
自動車業界の生産調整も加速している。読売新聞社が集計した08年度の10社の減産規模は9日時点で計414万台超に達し、年度当初の計画に比べて17・2%減となる。減産に伴う期間従業員や派遣社員など非正規従業員の削減数も合計で2万人を超えた。
まさにカタストロフィーという表現がピッタリですね。
この環境の激変に適応できる企業のみが生き残ることが出来るでしょう。 環境がもとに戻るのを待ってる企業は死滅するだけです。