膨らむ妄想

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ホンダの二輪にとって世界最量販機種である、Wave100の後継機はWave110iでした。
このWave110iのエンジンはCZ-i110と同じだそうです。
CZ-i110のエンジンマウントはWave125系と聞いていますので、ついにカブのエンジンも125系の新世代に切り替わるのでしょう。

世界のカブが、現地のニーズに合わせてどんどんと進化していくのに比べて、日本のカブは極論すればOHVの頃からあまり変わっていません。
これは日本のユーザーの「変えてくれるな」というニーズに合わせていたわけで、ある意味で日本への現地化の結果でもあります。
FI化でどうなるのかと心配しましたが、エンジンマウントなど基本は変えずに、進化させてきました。

ところで、クラッシックな「スーパーカブ」スタイルをこよなく愛する国が他にもあります。 マレーシアです。

マレーシアでもWave系やAT系が増えてきていますが、それでももっともよく見かけるのがC100EXの末裔であるEX-5です。
EX-5のエンジンはWave100と同じなんですが、Wave110iと同様に125系に変わってしまうのでしょうか?
タイにはクラッシックスタイルにWave125のエンジンを積んだ、DREAM125 という機種があります。 EX-5もそれに倣ったとしても不思議はありません。


個人的な願望としては、EX-5は従来型の基本設計を守ったエンジンであってほしい。 つまり日本のFIカブ50を97ccにしたエンジンです。
そしてEX-5と同仕様のFIカブを、日本でC90の後継機種として販売してほしい。

昨秋のホンダ本社でのスーパーカブ50周年展で、EX-5が展示されていた理由がここにあるのではないかと妄想していますが、さて...

今期なんとか最終黒字を確保しそうなホンダですが、アジアを中心とする二輪の販売増がなかったらどうなっていたか。 国内でも、もっと二輪ビジネスをしっかりやるべきだと思うんですけどね。

その為には、原付二種の需要喚起が必要です。 同業他社や業界団体と協力して、普通免許保有者には数時間の実技講習で125ccまで乗れるように法改正を目指すとか、二輪のエコ度をアピールするキャンペーンを張るとか、いろいろやりようはあると思います。
もちろん輸入でもいいから、魅力的なラインナップを取り揃える必要があります。 FIカブ100はその尖兵になると思うんですが。