<ホンダ>新社長に伊東孝紳氏 専務から6月に昇格(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
伊東氏は78年入社で、主に技術畑を歩み、1990年発売の高級スポーツカー「NSX」の開発にも携わった。03年から2年間は社長候補の登竜門とされる本田技術研究所(ホンダの技術開発子会社)社長を務め、早くから次期社長候補と見られていた。
(中略)
伊東氏は底堅い販売の低価格車や低燃費車の開発を加速させるため、4月に再び技術研究所社長に就任する予定。ホンダの社長が技術研究所社長を兼務するのは、ヒット車に恵まれなかった92~94年以来約15年ぶり。もう一人の社長候補だった加藤正彰専務(59)は軽自動車の生産子会社、八千代工業の社長に転出し、小型車生産の指揮をとる。
こういう経済情勢だから、3期6年の内規に関わらず続投するのかと思いましたが、やっぱり替わるんですね。
個人的には加藤専務の方かなと思ってました。
Business Media 誠:「ひと言でいうと“タフ”」――伊東孝紳氏のホンダ社長内定会見を(ほぼ)完全収録
――伊東さんを新社長に選ばれた最大の理由を教えてください。
福井 ホンダの社長というのはやっぱりクルマとか、二輪車とかがまず好きでないとダメなんですよね。そういうことが1つ。あとは現場を大事にする気持ち。あと何と言ってもバイタリティ、これは心身共に。そして、行動力と決断力ということだと思います。
――伊東さんをひと言で表現すると。
福井 ひと言でいうと「タフ」ですね。
(中 略)
――クルマ好きということですが、伊東さんの愛車のヒストリーを教えてください。
伊東 全部言ったら切りがないのですが、二輪で言いますと、幸いなことにカブから始まりまして、次にSL125、XL250、それからDream(50R)に乗って、次に浜松方面の楽器もやっている会社のクルマに一時乗って、その後またホンダに戻って2~3個乗って、今はXR250Rという究極の通勤に優れたクルマに乗っています。
もうF1は運転する必要はなさそうですが、MotoGPマシンには乗らなきゃいけないかもしれませんね。
【新聞ウォッチ】「エンジンより車体」ホンダ次期社長は“定形外” | Response.
7代目の社長に就任する伊東氏は55歳。京大大学院終了後、78年に入社。ホンダは創業者の本田宗一郎氏をはじめエンジニアが歴代社長を務めているが、伊東氏も本田技術研究所の社長を歴任するなど典型的な研究開発畑出身。
しかし、福井社長らはエンジン開発やレースに携わってきたが、伊東氏は車体の開発が中心。燃料電池車や電気自動車などの究極のエコカー開発には必ずしも内燃機関が主流になるわけではない。その意味ではこれまでの不文律には合わない“定形外”社長の誕生である。
なるほど、もうエンジン屋の時代じゃなくて、車体屋がリードしていくんですね。
役員の総数も減らすのかな? 経費節減が一番の理由だったりしてね。ホンダの次期社長に内定した伊東孝紳専務は、4月から本田技術研究所の社長に復帰することになった。6月からはホンダ社長との兼務という異例の体制を敷く。
こうした兼務について福井威夫社長は、経営環境が厳しいなか「即断、即決というスピーディーな判断が必要」と説明した。
福井社長は「別々の会社で、価値観が異なることは長期的にはプラスに作用することもある」としたものの、現状ではホンダとして「コンパクトな経営体制が必要」と述べた。
福井ホンダ社長「やり残したことは多々ある」 | Response.
福井社長は6年間を振り返ると「やり残したことはたくさんある。たとえば『スーパーカブ』を超えるスーパーカブを作りたかったのもそのひとつ」とし、「これは(ホンダの)永遠の課題かもしれない」と語った。
今のホンダには、残念ながらもう出せないかもしれないね。
ホンダの苦境がどれほどであろうと、伊東氏の置かれる立場は、トヨタの豊田次期社長に比べればまだ楽かもしれない。トヨタは2009年3月期の最終損益が3500億円の赤字になると見込まれる一方、ホンダは黒字を確保する見通しだ。国内自動車メーカーで今年度黒字見通しなのはホンダのほか、スズキ、軽・小型車メーカーのダイハツ工業のわずか3社にとどまる。
2010年3月期には、トヨタの赤字が拡大する半面、ホンダは円相場が現在の水準で安定すれば黒字を確保できる、とスイスの金融グループUBS(UBS)傘下のUBS証券アナリスト吉田達生氏は予想する。好調な2輪車やアジアでの堅調な販売、低燃費車の品揃えがプラス要因だという。吉田氏は、「ホンダは競合他社よりも良い状況にある」と語る。それには1969年にホンダに入社した福井氏の功績が大きい。
これでトヨタ、ホンダ、マツダの3社が、新社長で難局を乗り切ることになりました。 どこが浮いて、どこが沈むのか...