ホンダの憂鬱 米国でビッグスリー級の在庫

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米国でビッグスリー級の在庫!“最後”に残ったホンダの憂鬱(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース

周知のとおり、米国でシビックといえば、売れ筋車種の代表格。それなのに、2月1日時点のシビックの在庫日数はなんと152日。適正水準とされる50~60日の約3倍。2008年1月1日時点の75日に比べても2倍にふくれ上がっている。「本来のホンダなら、せいぜい40~50日。一時期はずっと30~40日程度だった」(業界筋)。それが「破綻寸前のGMやクライスラー並みの日数」(アナリスト)なのである。
 
主力車種の在庫急増に伴い、米国でのホンダの在庫日数も125日と拡大。トヨタ(91日)、日産自動車(85日)はおろか、低迷にあえぐ米ビッグスリーのフォード・モーター(120日)をも上回る。小型車「フィット」も、08年1月1日時点の57日から09年2月1日時点では104日に増えた。少なくとも在庫調整は6月までかかる見通しだ。

そりゃドイヒーだね。 何をやっているんだか。
狭山で北米向けジャズを作れるようにしたところで、これじゃ輸出できないね。

なんでこんな状況になったのか?

昨年9月以降、シビックの売り上げは前年同月割れから戻らず、10月に28%も販売増だったフィットでさえも、11月には8%の減少に転じ、その後もほぼ横ばい状態が続いている。
 
にもかかわらず、日本からの輸出は続き、米国輸入分のシビックは1月1日時点で201日、2月1日時点では266日まで拡大した。加えて、昨年10月には、米インディアナ州の工場が稼働し、シビックの生産を開始したため、さらに在庫が増えた格好だ。あるホンダ首脳は「需要を読み違えたのは確か」と本音を漏らす。要するに、思った以上には売れず、供給過剰となったのだ。

シビックって、日本からの輸出分ってそんなに多かったっけ?
カナダ第二工場をトラックからシビックにしたし、インディアナも稼動したばかりで止められなかったのかな? いずれにしてもオペレーションまず杉。
今からでも、インディアナはハイブリッド専用工場にした方が良くない?

昨年11/28付の記事ですが、

ホンダ 福井威夫社長インタビュー 「悲観シナリオを想定しつつ時機に備える」|NEWS MAKER|ダイヤモンド・オンライン

そもそも米国において、自動車は生活必需品であり、絶対になくてはならないものだ。いつまでも“厳冬期”が続くとは思えない。こういう厳しい時期は、とにかく在庫を持たないこと、売れないクルマは作らないことだ。余剰となりそうなら、ためらわず減産する。大がかりな販売奨励金を使ってまで、無理して販売するようなことはしない。そんなことをすれば、中古車価格が下がり、新車の価格やブランド価値にも影響が出てしまうからだ。
 
(中 略)
 
その点、我々のフィットやインサイトは新しい時代の象徴的なクルマだ。米国では現在、フィットの売れ行きは好調で在庫のない状態が続いている。日本の鈴鹿工場では、まったく生産が追いついていない状態だ。米国のインディアナ工場でシビックの生産が完全に立ち上がれば、鈴鹿工場のシビックの生産を減らし、その分、フィットが上乗せできるが、それでも相変わらず、鈴鹿工場はフル生産という状況が続くだろう。

米国の状況を、青山が全く把握できていなかったのがよく分かります。
実は福井社長は引責辞任だったりしてね。