「昨年秋以降、クルマ販売が低迷していたのがウソのようだ。新型『インサイト』は、当社が扱う新車として過去最高の売れ行きになっている。『フィット』を上回る勢いだ」。神奈川県内に20店舗を展開するディーラー、ホンダカーズ中央神奈川の相澤賢二会長はこう顔をほころばす。
景気のいいことですね。
ではどういう人に売れているのかというと、
インサイトの特長は、ガソリン1リットルで30km走行できる低燃費と189万円からという手頃な価格。一見すると、節約志向のファミリー層に受けるクルマのように思えるが、現時点までの購入者を分析すると、意外な傾向が浮かび上がる。ホンダカーズ中央神奈川が販売した109台のインサイトの購入者を見ると、60代が30%、50代が24%を占める。
子供が独立した後の中高年夫婦に支持されているという。ミニバンなどの大型車は不要だが、軽自動車やコンパクト車よりは上位クラスのセダンに乗りたいと考える中高年をつかまえた。
まんまプリウスの購入層と同じですね。 インサイトの方がもう少し若年層まで幅広そうですが。 予想通りといえそうです。
【ホンダ インサイト 新型発表】ユーザー層は現行 プリウス 同様幅広く | Response.
ホンダ四輪統括部営業開発室の井口郁氏はインサイトのユーザー層について「5ナンバーコンパクトセダンのユーザー層、初代トヨタ『プリウス』はわりと年齢が高かったが、2代目からは非常に広くなってきている。インサイトも2代目プリウスと同様、幅広くとれるだろう。わりとフィットに近いユーザー層だ」と読む。
で、元の記事に戻って何が「悩み」かというと、
現時点でインサイトを購入するのは、中高年や若者など主に“2人乗り”用途の顧客が目立つ。後部座席のシート面から天井までの高さは、競合するトヨタ自動車の「プリウス」と比べて中央部で2.5cm低く、身長180cmの大人が座るとやや窮屈だ。ファミリー層を開拓するハードルになるかもしれない。
5月にはトヨタが新型プリウスを発売する予定だが、現行モデルも装備を簡素化して200万円程度で併売する構えだ。既にインサイトは納車に時間がかかっており、人気の高いグレードや色では、4月末になる場合もあるという。納車が遅くなれば、トヨタに顧客が流れる可能性がある。
競合車については仕方ないですね。 プリウスの新型が出ようが旧型を併売しようが、インサイト自体に魅力があれば何の問題もありません。
ミニバンを欲しがるようなファミリー層に対しては、フィットやフリードのハイブリッド版が出るまでは満足させられないと思います。 インサイトを見に行って、別のホンダ車を契約する人が多いという記事もありましたが、納期以外にもそういう理由があるんだろうと思います。