インサイトvsプリウス、どっちがお得か判定する方法:日経ビジネスオンライン
ハイブリッド車の燃費を A(km/L)、そうでない車種の燃費を B(km/L)、車両価格の差を P(円)、ガソリン価格を F(円/L)とする。元が取れるまでの走行距離は
A × B × P ( A - B ) × F
である。簡単な式でしょう。実際には優遇税制などによって P を修正する必要がある。
こういう試みは面白いね。
で、結果はどうなのかというと、
インサイトと新型プリウスを比べてみる。3月12日の報道以前、新型プリウスは現行車の価格や米国で発表した価格などから250万円前後と見られていた。 A が38.0km/L、 B が30.0km/L、250万円と189万円で P が61万円、 F が110円/Lとして、元が取れるまでの距離は79万km。「元は取れない」と言っているのと同じだ。
これが205万円になると、205万円と189万円で P は16万円、21万km走れば元が取れる。走行距離の短い日本では厳しい数字だが、急接近ではある。一回り大きく、何かと高級なプリウスの価値をどの程度評価するかによっては、きわどい勝負になるが、まだインサイトの勝ちだろう。
インサイトと旧プリウスを比べる。これは計算するまでもない。価格が両方189万円で P はゼロ。元が取れるまでの走行距離もゼロ。買った瞬間に勝負がつく。プリウスの勝ちである。
ガソリン価格がリッター110円だと、16万円の元を取るのに21万kmも走らなければなんないの!? 結構かかるね。
ちなみに新型プリウスは値引きゼロだそうです。 インサイトは、対抗して値引きを始めると思うので、実質的な価格差はさらに広がりそうです。 まあ、車格が違いますからね。
ところで、この計算式をフィットなどのコンパクトカーや軽自動車に当てはめたらどうなるのかな?