asahi.com(朝日新聞社):キリンに移る「ギネス」、サッポロの店で販売継続へ - ビジネス・経済
ビアホール「銀座ライオン」などを運営する「サッポロライオン」は、黒ビールの代表銘柄「ギネス」の国内販売元がキリンビールに移る6月以降も、系列店でギネスの扱いを続けることにした。大手ビール系列が、競合他社が売る製品を扱うのは極めて珍しいという。
サッポロライオンはサッポロホールディングスの子会社。95年から始めたアイルランド風のパブ9店で、ギネスを主力商品にしている。
サッポロは64年にギネスの国内販売権を取得。販売量は過去10年で約5倍に膨らんだ。しかし昨年、ギネスを製造する英ディアジオ社が、サッポロとの契約終了を期に、キリンに販売権を与えた。
このため、サッポロライオンは、6月以降は、キリンから購入した酒販店を通じてギネスを調達する。「店を愛してくれるお客様の満足を第一に考えた結果」(経営企画室)という。
サッポロはエライ! ダブリナーズからギネスが無くなったら寂しいからね。
しょうもないのは英ディアジオ社だけど、キリンもキリンだよな。 何が何でもギネスが必要というワケでもなかったろうに。
調べてみると、ディアジオとしてはサッポロの販売力に不満があったようです。
【レポート】サッポロの"ギネスビール"がキリンに奪われた理由 (1) 約半世紀にわたって国内販売を手がけたサッポロ | ライフ | マイコミジャーナル
さらに話を掘り下げていくと、ディアジオとサッポロビールには「ギネス」のブランド戦略に関して食い違いがあった。ディアジオ側が計画したキャンペーンに対してサッポロ側が協力に難色を示したケースもあり、提携による相乗効果も薄かったといわれている。
ディアジオジャパンはここ最近、「和食とギネス」のマッチングをテーマに掲げてきた。これまでの「ギネス」取扱店はアイリッシュパブやバーが中心だったが、和食を主体とするカジュアルな業態でも「ギネス」を扱うようになるのであれば、分母は飛躍的に大きくなる。
飲食店向けの卸はともかく、ギネス缶ビールの販売はドラフト、スタウト共に少なかったでしょうね。
でもアジアでも、ドラフト缶を置いてるところなんてまずないよ。 飲食店でさえ、生ギネス置いてるとこは少ないもの。 ラッフルズホテルのロングバーにすらなかったぐらいで。
それにやっぱりピルスナーと違って、ギネスは万人向けとは言い難いよ。 生ギネスは大好きだけど、和食と一緒には飲みたくないなぁ。