無差別級か体重階級別か

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政府のエコカー販売支援に3つの死角:日経ビジネスオンライン

例えばトヨタの「アルファード」は対象になるのに、「カローラ・フィールダー(2WD)」はなっていない。トヨタの減税対象車だけを見ても、素朴な疑問が出てくる。
 
アルファードは排気量2400げた~3500ccのミニバンで、燃費はガソリン1リットル当たり9km台。これに対して、カローラ・フィールダーの2WDは、1500ccで燃費は18km程度。燃費で比べると、明らかにカローラの方が環境に優しいが、減税の対象にはならない。
 
なぜなのか。そのからくりは、車体重量を9段階に区切って、それぞれに対して基準燃費を設定していることにある。燃費のハードルは、車体重量が重いクルマが有利で、軽いクルマは不利になる。例えば、アルファードの燃費基準値は7.8km。同車の燃費は9.1kmで基準値を15%超上回るので、減税対象になる。一方、カローラ・フィールダー2WDの場合、燃費が基準燃費を13%しか上回らないので、減税の対象にならない。

13%なら省燃費タイヤ履かせれば、15%に届くんじゃない?