「電力vsガス」の仁義無き戦い

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エコの威借りた覇権争い 「電力vsガス」対立激化:日経ビジネスオンライン

富士経済の調査によると、2007年度の新築住宅のオール電化比率は、北陸で54.7%に達する。総じて都市ガスではなくLPGが主流だった地域で、オール電化比率が急速に高まっている。四国では46.4%、北海道では44.9%といった具合だ。 (中略)
 
さらに、これまでおとなしくしていた東京電力も動き出す。同社は2007年の新潟県中越沖地震で柏崎刈羽原子力発電所が被災したため、テレビCMなどではその復旧作業などをアピールしていた。今年5月に柏崎刈羽原発が稼働し始めたことで、オール電化の大々的な営業活動が“解禁”される。
 
電力会社はオール電化比率を高めるために太陽電池を活用し、ガス会社はガスの牙城を守るために燃料電池の普及に邁進している。燃料電池による発電が、買い取り制度の対象にならなければ、太陽電池が爆発的に普及する一方、燃料電池の普及にはブレーキがかかることになりかねない。

ウチの地域でも、よく太陽光発電とエコキュートをセットで売り込みに来ますよ。

我が家は台所はIHにしてるんですが、風呂釜はガスという中途半端な電化住宅です。 「エコキュートにしたら、ガス代がなくなります」とか言われるんですが、前の夜に沸かしたお湯を次の日の夕方に使うなんて、保温を考えたら効率いいとは思えないんですよね。 深夜電力のコストメリットはあるんでしょうが。

先日、機器の点検にやってきたガス会社が、「太陽熱温水器もやってます」と言ってました。 個人的には、エコウィルと太陽熱温水器の組み合わせで使ってみたいんですが。

NIKKEI NET(日経ネット):燃料電池、17年度に市場規模39倍に 民間予測、太陽電池は3.6倍

調査会社の富士経済(東京・中央)は9日、太陽電池など電力・エネルギーシステム関連市場についての調査結果をまとめた。燃料電池の市場規模は2017年度に08年度の39.2倍にあたる2078億円に拡大すると予測。燃料電池を備える家庭用コージェネレーション(熱電併給)システムの普及で09年から需要が伸びると見込んでいる。公立小中学校への導入が見込まれる太陽電池は、17年度に08年度比3.6倍の6448億円になるとしている。

自動車用としては最近分が悪い燃料電池ですが、据え置き型に活路という感じですかね。