三菱自動車は電気自動車(EV)「アイ・ミーブ」の軽量化に取り組む。2013年をめどに車体重量を現行比で10%軽くする。電池の容量は変えず、電子部品や車体部品を改良して対応する。充電1回当たりの走行距離を伸ばすことが狙い。10%の軽量化で走行距離が5%改善すると見ている。同社は13年にEVを年間3万台生産する計画で、軽量化によって14年以降の上積みを目指す。
7月に法人向けの供給を始めるアイ・ミーブは重量が1100キログラム。ベース車の軽乗用車「アイ」に比べ約200キログラム重い。1回のフル充電で160キロメートルの走行が可能だが、普及には「快適さを犠牲にせずに航続距離の延長が不可欠」(三菱自関係者)としており、部品を見直し性能向上を図る。
軽量化は電子部品の小型化や効率化でEVシステムを構成するモジュールを小さくし、車体を軽くする考え。
電子部品そのものは大した重さではないけど、防水や放熱の為のケースが小さくなれば、軽量化することができます。
それでも110kgも軽くするには、相当な改善が必要ですが。